白馬鑓ヶ岳周遊2011年5月6日(金)/快晴
猿倉(5:10)---稜線コル(8:50)---山頂(10:35)(10:55)---鑓温泉(11:15)---小日向のコル(12:00)(12:15)---猿倉(12:35)


白馬岳と杓子岳

ゴールデンウィーク後半になって天気がよくなって来た。
来週は天気が崩れそうだし、
山スキーに行くなら今日しかないか。
行き先は…白馬鑓、
白馬鑓をぐる〜っと回ってこよう。



まずは白馬大雪渓を詰め、稜線を目指す。



2号雪渓出合のデブリ。
先週29日に表層雪崩で3人の方が亡くなられた。



杓子岳側からも雪崩れており、
左右から挟まれたら逃げ場がない。



急斜面に差し掛かったところで、
自転車を担いだ人が降りて来た。
栂池からわざわざロープウェイに乗って運んで来たとか。
う〜ん、色んな趣味があるもんだ。



ひ〜、何とか稜線に到着。



稜線は雪が融け地面が見えている。



デート中のライチョウ発見。
赤い肉冠の方がオス。
オスは「ガァァォー」とオヤジのようなかすれ声で、
メスは「クッ、クッ」とおしとやかな声で鳴いていた。



手前から杓子のコル、小鑓、そして白馬鑓。
本日の行程中で最も辛かったところ。



白馬鑓の北東面のオープンバーン。
ドロップポイントは40〜45度。
滑ってみたいけど、こけたら止まるかな?



着いた〜。
稜線コルからは地面が出ているところが多かったため、
スキーを外したり、着けたりで思ったよりも時間が掛かった。
でも予定通り猿倉に1時までに戻れそうだ。



左から立山連峰・剱岳、右に毛勝三山。
さあ、眺めを堪能したら、滑走準備だ。



山頂から中央ルンゼへシシュプールが1本。
中央ルンゼの滑り出しは、
見た目では杓子側の斜面とあまり変わらない。
今日の雪質だと、それほど怖さを感じないが…



問題は50度はあるという核心部の、のどは…、見えねー。



ま、そんな怖いところは見るだけにして、
さあ、大出原に向かって東面カールを楽しもう。



雪が適度に緩んで、もう最高ー!



デブリだらけの大雪渓とは対照的に綺麗な斜面だ。



鑓温泉では3人の男性が入浴中。
我がHPは男性ヌード厳禁につき雪でカット。



鑓温泉から気温が上がっているため、腐れ雪。
ショートターンで足に負担がかからないよう、
ごまかし、ごまかし、滑って来た。



小日向のコルへ向かって登り返し。
う〜、辛いよー。



左が白馬鑓、中央に小鑓と杓子沢、右は杓子岳。
いつ見てもいい眺めだ。



こちらは滑って来た鑓沢。



左に小蓮華山、中央に滑って楽しい金山沢。
右後方に先日雨の中を滑った白馬乗鞍が見える。



左が白馬岳、右が小蓮華山。
白馬岳と小蓮華山のコル直下に
白馬の名前の由来となった代掻き馬が見える。
代掻き馬のお尻あたりが白馬沢右俣。



小日向のコルから猿倉台地へは
トレースが多く滑りにくい。
最後の長走沢は雨溝でガタガタ、
太腿が痛くなりだした頃に都合よく猿倉に着いた。
下山予定の1時よりも早く着いたので、
今日も明るいうちに家に帰れそうだ。

GPS軌跡

赤---登り    青---滑降