光岳 2008年9月23日(火)/快晴
2591m/静かなテカリ岳
易老渡(4:20)---易老岳(7:05)---山頂(8:45)(8:55)---イザルヶ岳(9:20)(9:25)---三吉ガレ(10:30)(10:50)---易老岳(11:15)---易老渡(12:50)


光岳

秋分の日は北陸以外天気がよさそうなので、
久しぶりに遠出しよう。
行き先は南アルプスの光岳。
前夜11時過ぎに出発。
片道280km、高速をフルに使っても、
登山口の易老渡まで5時間もかかってしまった。



4時20分、ヘッドランプを点けて、登高開始。
去年登ったお隣の聖岳は急登に次ぐ急登だったが、
ここもそれに負けず劣らずの急登だ
普段使わないふくらはぎが悲鳴を上げる。
寝不足と、お腹がすいていないのに朝食に無理矢理パンを食べたせいか
気持ちが悪く、なかなか調子が出ない。



ツガとシラビソの樹林帯の中、延々と急登が続く。
あまりにも同じような光景が続くので、
同じところを何度も歩いているような錯覚に陥る。
歩き始めて2時間、
食べたパンが胃の中でこなれたのかやっと調子が出てきた。


三吉ガレ

易老岳で休憩を取る予定だったが、
樹林帯の中で陽が当たらず寒いので、休まず歩き続ける。
鬱蒼とした樹林帯を下っていくと、
明るく開けた枯れ木の倒木帯に着く。
手前のピークの右奥に光岳らしき山が見え出す。



途中で休憩を取る予定だったが、
面倒くさくなりノンストップで山頂まで行くことにする。
三吉平からの涸沢の登りが辛い。


イザルヶ岳

静高平に着くと、陽が降り注ぎ気持ちがいい。
登山道近くに水場があったので、
早速水を汲んで飲むと、冷たい!歯にしみる。



静高平から少し上がると、センジヶ原。
目指す山頂はもう目の前。
それにしても静かだ。人っ子一人いない。
小屋泊まりの人たちはみんな下ってしまったようだ。



県営光岳小屋は今シーズンの営業を終了している。
道理で静かな訳だ。
冷たいビールを買って飲もうと思っていたのに、残念。



小屋から15分ほどで山頂に着く。



山頂は木々の中であまり展望がよくない。
山頂手前から聖岳方面が見える程度。



聖岳・上河内岳・茶臼岳


富士山

イザルヶ岳の方が眺望がよさそう。
よし、向こうに移動しよう。



聖岳



上河内岳と手前に茶臼岳


中央アルプス

イザルヶ岳山頂は冷たい風が吹き寒い。
展望を十堪能したし、写真も撮った。急いで下りよう。



さあ、のんびり下ろう。
終始よく見えていた上河内岳・茶臼岳や



聖岳ともお別れだ。



ああ、お腹がすいた。
三吉ガレの手前で中央アルプスを眺めながらお昼にしよう。



お腹がいっぱいになったら、眠くなってきた。



登った分、下らなければならないのが道理。
うんざりするほどの下りが続く。



今日は秋晴れの下静かな山登りを満喫した。
特に山頂周辺は貸切状態。
100名山で誰もいない山頂なんて初めての経験だ。