鷲羽岳 2008年8月3日(日)/快晴
2924.2m/新穂高温泉より
新穂高温泉(00:15)---小池新道入口(1:20)(1:55)---双六小屋(4:55)(5:10)---三俣山荘(6:50)(7:05)---山頂(8:00)
山頂(8:20)---双六小屋(10:50)(11:10)---鏡平山荘(12:20)12:35)---小池新道入口(14:05)---新穂高温泉(14:30)


鷲羽岳

前夜仕事後、家に戻り、準備を済ませ9時に家を出る。
12時頃、新穂高温泉の無料駐車場に着く。
無料駐車場は意外にすいており、すんなりと車をとめることができた。
今日は鷲羽岳日帰り、長丁場なので、林道はMTBを利用。
左俣林道を苦手な自転車でそろりそろり行く。
小池新道入口で思ったよりも早く着いたと喜んだのも束の間。
自転車に鍵をかけた後、なんとその鍵を河原に落としてしまった。
暗い中ヘッドランプを点けて探し回ること30分。
何とか見つけて事なきを得た。何をやっていることか。
双六小屋で日の出を見るつもりだったが、
この30分のロスで怪しくなってきた。急ごう。



3時間ノンストップで歩き、ぎりぎり御来光に間に合った。
5時頃、太陽が燕岳の稜線から昇り始める。



長い行程はこれからが正念場、のんびりしていられない。
朝日に染まる中、分岐に向かって登る。



分岐に着くと、雲が切れて穂高岳が現れる。



少しでも時間をカットしたいので、巻道ルートを行く。



朝の冷気の中を歩くのは気持ちがいい。
長袖シャツを着ていても寒いくらいだ。



巻道ルートを振り返る。
雲がかかっていた槍ヶ岳もやっと姿を現した。



腰に疲れが溜まってきたため、巻道ルートがやたらと長く感る。
やっと三俣山荘を目の前にし、ホッ。
でも、最後にあの急登を登るのかと思うとうんざり。



ああ、お腹がすいた。
あの急登に取り付く前に燃料補給だ。



う〜ん、標高差400mほどありそうだ。



急登は、下山してくる人たちと話を交わし、気がまぎれたためか、
意外とあっさりと登り切ってしまった。

山頂に着くと、目の前に水晶岳。左奥には薬師岳。



裏銀座縦走路と野口五郎岳
その後方には鹿島槍ヶ岳や白馬三山も望める。



鷲羽池と槍ヶ岳



右手前から三俣蓮華岳・双六岳・樅沢岳
樅沢岳の右後方には笠ヶ岳も顔を覗かせる。



黒部五郎から北ノ俣岳の稜線
黒部五郎のカールが格好いい。



登ったはいいが、帰りが辛い。
足はぜんぜん問題ないが、疲れが溜まった腰が心配。
ストレッチで腰を伸ばすが、あまり効果があるとは思えない。
まあ、騙し騙し下山するしかないか。



帰路は三俣蓮華岳経由で中道ルートを取るつもりだったが、
三俣蓮華岳の山頂に多くの登山者がいるのが見えたので、
静かな巻道ルートを戻ることにした。



巻道ルートは長かった。往きよりもさらに長く感じた。
やっと双六小屋に戻り、
下りに備えて、汗でぐしょぐしょになった靴下を交換。
ついでに負担のかかる拇趾にテーピングを施す。
腰もストレッチでほぐす。



ここで鷲羽岳とはお別れ。
靴下を換えたため足は快適。
腰もストレッチのせいか何とか持ちそう。



お昼を過ぎたら、急に暑くなってきた。
さあ、早く鏡平山荘に下りて冷たいビールを飲もう。


鏡池から望む槍ヶ岳

山荘で500円の冷たい缶ビールを飲んで元気回復。
さあ、あと少し頑張って下ろう。



下りは暑い、暑い、稜線の涼しさが嘘のよう。
沢に着いたところで、汗まみれの顔を冷たい水で洗う。
気持ちいい!
ペットボトルに水を汲んで飲む。
歯にしみる。でも、500円のビールよりずっとうまい。
生き返った!

左俣林道に戻り、MTBを回収。
暑い中、辛そうに林道を歩く登山者を尻目に風を切って走る。
やはりMTBは速い。最後に楽させてもらった。